わさびの栽培様式

渓流式
中国山系式とも呼ばれ、主に中国山脈を中心とした産地に多くみられます。
少ない湧水を充分利用することができ、急傾斜地に応用できます。
栽培期間             2.5〜3年
3.3u当たり植付本数    60〜70本
おもな栽培品種        島根種、その他   


地沢式
静岡県安倍川上流の栽培発祥地といわれる地方に発達したもので、安倍式
というほうが一般的には多いです。長野県の山間地、山梨県、奥多摩、富士
山麓に多くみられ、渓流式から進歩したものです。少ない湧水を充分利用す
ることができ、傾斜の緩やかな小砂礫の多いところに応用できます。
栽培期間             1.5〜2年
3.3u当たり植付本数    70〜80本
おもな栽培品種        各種


畳石式
伊豆半島天城山地帯に発達したもので、傾斜地利用の築田法では最もすす
んだ形式です。傾斜がゆるやかなため、水量は多く必要とします。築田にあ
たっては技術上細心の注意が必要で、造成費用も多額です。生育にムラが
ないため収量が多く根茎の生育、肥大が非常によく、品質もいいです。
栽培期間              1.5〜2年
3.3u当たり植付本数     70〜80本
おもな栽培品種         だるま種、その他


平地式
長野県安曇地方独特の形式です。規模が大きく集団的に存在し、穂高式とも
いわれ、平坦地につくられています。築田には多額の費用がかかります。立
地的にはきわめて限られたところでしか築田できませんが、規模は大きくでき
ます。平坦地のため湧水の水口から水尻までの距離によって水温の変化が
多いので、それを避けるため周囲に樹木が植えられているほか、ネットを利用
して水温、気温を調節しています。
栽培期間              1〜2年
3.3u当たり植付本数     砂づくり40〜50本
                   石づくり60〜70本
おもな栽培品種         青茎種

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